失われた川 谷田川と駒込

「駒込地域文化創造館主催 文化カレッジ
 失われた川 谷戸川と駒込 ー駒込~田端ー」

             座学講師・街歩きガイド  としま案内人 駒込・巣鴨

かつて、染井霊園より谷戸川・谷田川・愛染川と名を変え、流れていた川と川沿いの駒込・田端の今昔を、座学では古地図や記された文章により学び、街歩きでは川跡を辿りながら、ゆかり文士などの旧居跡、神社を巡りました。

田端駅南口⇒不動坂⇒芥川龍之介旧居跡⇒東台橋(新旧田端大橋)⇒田端八幡神社・東覺寺⇒田端区民センター⇒田端不動尊⇒田端銀座商店街⇒上田端八幡神社⇒区立田端中学校⇒中里第二踏切⇒円勝寺⇒高札場跡⇒中里用水架道橋⇒駒込駅東口

(昨年6月第1回開催 ルート:染井霊園~染井銀座・霜降銀座商店街~駒込駅東口)

令和7年6月21日(土)10時~12
駒込地域文化創造館での座学には、17名の受講者にご出席いただきました。

座学では皆さん熱心に耳を傾けていました

谷田川の痕跡を古地図や記された文章などで辿り、128枚のスライドや25枚の配布資料を駆使しての講座で、次の日の街歩きに興味をそそられる内容でした。

6月22日(日)9時~11時

連日の猛暑を考慮し、出発時間を1時間早くしての街歩きでした。皆様に早めに集まっていただき、ありがとうございました。

田端駅南口に集合

 

 

 

 

 

龍之介も通った田端駅南口から不動坂,不動の滝、田端文士村へと話が繋がっていきます。

芥川龍之介旧居跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芥川龍之介は大正3年(1914年)から亡くなる昭和2年(1927)までの13年間この地に住み、文士・芸術家と交流、多くの作品を執筆しました。

童橋公園内には室生犀星の旧居にあった庭石があります

 

 

 

 

 

室生犀星と芥川龍之介は、田端で出会い、親交を深めました。

田端八幡神社に谷田川にかけられていた谷田橋の欄干が移設されています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣の東覺寺の参道には赤札仁王像が!

 

 

 

 


現「赤札仁王通り」は、昔の「六阿弥陀道」 田畑・与楽治から西ヶ原・無量寺に向かっています。田端区民センター前には、「谷田川通り」の看板があります。

田端不動尊にある不動明王像は、田端駅南口付近にあったもので、駅の拡張工事(1912年)に伴って移転し、さらに谷田川の改修工事(1935年)で現在地に移転しています。

地元の人からお話も聞けました

 

 

 

 

 

以前、田端で町会長をされていた地元の方から、文人が住んでいた時の街の様子などを話していただけました。

駒込駅東口で解散

 

 

 

 

 

駒込駅ホーム上屋に、ドイツ製レールの柱が使われています。

講座と街歩きが一体となった、ますます興味の湧いてくる「谷田川と駒込」でした。休憩を多めにとりながらの街歩きで、予定時間を20分オーバーしましたが、体調を崩す人も無く無事に終了できました。参加されたお客様、ありがとうございました。