豊島区立清和小学校4年生への授業協力をしました

7月29日(水)10時30分から小森先生のクラス・  11時20分から木村先生のクラスで、地域学習授業のお手伝いをしました。
コロナウイルスの感染が広まっている中でしたので、案内人は最少人数の3人での参加です。

4年1組と2組の地域学習授業で巣鴨の歴史やお寺・街道などのお話をしました。

巣鴨駅は常磐線の終点の田端駅と目白駅(品川線 川口~品川)を結ぶ新路線の駅として1903年に開設されました。

まだ、駒込駅は出来ていません
池袋駅・巣鴨駅・大塚駅があります

現在の地蔵通りは江戸時代は日本橋から京都三条大橋をつなぐ中山道の一部です。中山道を京都をめざして、日本橋を夜明けに出発すると1里半(6Km)にある巣鴨は旅人が休憩する場所でした。

眞性寺はこの地域で最も古いお寺で、中山道の玄関口にありました。400年の歴史があります。地藏坊正元が病気平癒を祈った、この寺の地蔵菩薩坐像は、お地蔵への感謝の気持ちから建立されました。一万人以上の寄進が集まったことが台座に書かれた名前や地蔵の中から出てきたお札によって分かりました。江戸六地蔵の三番目の巡拝地とされ、江戸時代に中山道を下る旅人はお地蔵様に旅の安全を祈りました。

高岩寺(とげぬき地蔵)は江戸時代、神田から上野に移り、明治24年に現在地に移転しました。体と心に刺さったトゲを抜くというご利益があるとされています。
入り口左側にある聖観音像は、明暦の大火で妻を亡くした「屋根屋喜平治」がその供養のために寄進をしました。

巣鴨庚申塚・猿田彦神社は創建から約500年経っています。江戸時代は「庚申講」が江戸中で流行っていて、この信仰で庚申塔が造立されました。

庚申信仰は人間が生まれた時から三尸虫(さんしのむし)が体内に宿っていると伝えられていました。三尸虫は60日ごとにやってくる「庚申の日」(こうしんのひ)に取りつかれている人間が眠ると、天帝に罪悪を伝え出て、その人は百から千日くらい、寿命が縮むといわれていました。その為に庚申の日に眠らないという風習が生まれました。

今回の授業協力で生徒の皆さんから63通ものお手紙をいただきました。たいへん嬉しいです。 ありがとうございます。その中から4通をこの欄に載せさせていただきました。

R.Tさん
Y.Yさん
H.Yさん

 

Y.Mさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

案内人の感想です

子供たちが分かる言葉で、お話をするのが難しかったです。
子供の感覚にピントを合わせるまで、少し時間がかかりました。
新しいお祭りなど色々行われているので、私達ガイドも情報収集が必要と感じました。
生徒さんからのお手紙を参考に子供たちにもアピールできる案内を、考えていきたいと思っています。