染井霊園と勝林寺、慈眼寺、本妙寺の寺社を訪ねる

5月24日(金)・25日(土)両日、染井霊園➡勝林寺➡慈眼寺➡本妙寺と廻り高岩寺で解散をしました。今回は女子高等教育先駆けの明治女学校跡が巣鴨にあったことから、明治の女子教育者や卒業生にまつわる話を織り交ぜての案内でした。

 染井霊園を巣鴨門から入りました。

皆さん下を向いて巣鴨町下水道(昭和4年)のマンホールを見ています。

 幣原喜重郎の墓の前です。

幣原は戦後、東久慈内閣の後を継いで首相となり新憲法の制定に携わりました。妻の雅子は岩崎弥太郎の四女です。後ろの塀の向こうの広大な敷地には 岩崎弥太郎の墓があります。

 松浦武四郎の墓です。

北海道の命名者、蝦夷地探検、アイヌへの政策提言者です。

7月15日(月)19:30からNHK総合で、松本潤主演「永遠のニッパ〜    北海道と名付けた男 松浦武四郎」が放映されます。是非ご覧ください。

染井霊園では長谷川辰之助(二葉亭四迷)・一柳家・土方久元・巌本善治・福田英子・海野勝珉などの墓の案内をしました。巌本家の墓の前では今回のメインテーマだった明治女学校の写真や当会員が作った名簿を元に女学校の先生や生徒の話を丁寧にガイドしました。右3番目の写真は跡見玉枝の墓です。明治女学校や跡見学園についても詳しくガイドをしました。

 

 

勝林寺では当日、田沼意次の施餓鬼法要が営まれました。田沼の領地である現牧之原市からも参列者が見えられるとのことでした。

 

芥川龍之介の墓と谷崎潤一郎の墓が 慈眼寺にあります。

 

 

 

本妙寺は徳栄山総寺院本妙寺といいます。明暦の大火ではこの寺のお焚き上げの火から出たと云われています。

 

明暦の大火供養塔

遠山左衛門尉景元の墓です。時代劇の「遠山の金さん」のモデルとして知られています。

 

 

 

 

北辰一刀流を編み出した、千葉周作の墓です。弟定吉の道場には坂本竜馬が入門しました。その娘さな子との仲も有名な話です。

 

2日間とも30度を超える暑い日での街歩きでしたが、皆さん無事故で元気に歩かれてホッとしています。

今回のツアーは、明治女学校にスポットを当てた企画を立て、女子高等教育の先駆けの明治の教育者や卒業生に纏わる話を織り交ぜてお話ししまた。、明治女学校が巣鴨庚申塚にあったことは、意外に知られていません。

染井霊園の周りには、十数ヶ寺が軒を連ねて寺町を形成しています。今回はその中で

勝林寺、慈眼寺、本妙寺をご案内しました。ここに集まった寺院は、すべて明治後期に東京の開発のために巣鴨、西巣鴨に移転してきた寺院がほとんどです。ですから創建が江戸時代初期の古刹が多く、墓所には、江戸時代に活躍した著名人が多く眠っています。皆さん、楽しんで頂けたでしょうか。

暑い中、ご参加ありがとうございました。次回は

「旧古河庭園のバラと渋沢栄一ゆかりの飛鳥山と紫陽花を訪ねるツアー」です。募集は締め切ってしまいましたが、ホームページで花を楽しんでください。